長野信州八ヶ岳
  諏訪湖は、長野県の中部に位置する県内最大の淡水湖です。 八ヶ岳、アルプスの山並みを望み、四季折々の風景を映し出します。特に冬は、諏訪湖周辺に点在する街の明かりと、澄み渡る星空を月明かりが揺れる湖面に映し出され、美しい景色となります。

所在地
  長野県諏訪地方

関東からの所要時間
  中央本線特急 約2時間から2時間30分
  中央自動車道 約3時間(片道 約200km)

名古屋からの所要時間
  中央東線特急 約2時間から2時間30分
  塩尻駅より上諏訪駅(普通列車) 約20分
  中央自動車道 約3時間(片道 約200km)

詳細
  標高 759m
  北緯 36度
  東経 138度
  周囲 約16km
  面積 約13.3平方km
  平均深度 約4.4m
  最深度 約6.6m

長野県内で一番大きな淡水湖


諏訪と諏訪湖
  魚貝類が豊富、特にわかさぎは稚魚の70%が諏訪湖にて養殖されています。
  ここ数年は暖冬により、全面結氷となる日は少なくなっていますが、1970年代頃まではスケートリンクも作られていました。
  水の美しさと首都圏からの利便性、そして湿度の少ない高原帯の気候から、昔は生糸、戦後は精工舎オリンパスヤシカ等世界のトップ精密機器メーカーの企業所在地としても発展してきました。長野オリンピック優勝者が所属した三協精機なども地元企業です。
  日本本州中央部を横断するフォッサマグナの地溝部にあたるところから温泉に恵まれ、諏訪湖周辺は宿泊施設が並び賑わいを見せています。各家庭に温泉を引き込む事が可能な地区も多くあります。
  諏訪湖の花火大会は関東地方最大の祭りとして50万人の人手で賑わいます。
  また、7年に一度行われる御柱(おんばしら)祭りは大変有名となっています。

諏訪湖の冬
  冬、白鳥が毎年11月下旬より翌3月頃まで飛来しています。
  最近は暖冬の為、湖面の全面結氷の日が少なくなってきましたが、湖面が凍りはじめると、諏訪地方一帯がより寒さを増します。
  積雪量は少ないものの、寒暖の差が厳しい土地柄です。この寒さを利用した寒天つくりもまた風物詩のひとつとして、冬の田畑に天草が干されている景色を見ることができます。
  清水を利用した酒造りも盛んで諏訪市内には有名な酒倉が並びます。
  湖面では、秋から冬にかけ多くのわかさぎ釣り客で賑わいます。
  冬、寒さが厳しくなると諏訪湖全面が氷で覆われ、氷が一直線に裂け盛り上がります。
  この御神渡り(おみわたり)と呼ばれる現象は、諏訪大社上社(諏訪市)の男神様が諏訪大社下社(下諏訪町)の女神様のもとへ渡る恋の道であるとも言われています。御神渡りが起こると、今年の豊作を占い祈願する神事が湖面にて行われます。